僕らの瞳にうつる世界。


普通は、あたしを責めるんじゃない?


あたしが明日香だったら、間違いなくあたしを責めるもん。



「…………」



もう明日香と友達になることは、出来ないのかな…。


あたし、明日香と友達になりたい。

あたしに無いものを持つ彼女に、もっともっと近づきたい。


……でも、
あたし嫌われちゃったよね。




「なにしてんの」




ぶっきらぼうで、めんどくさそうな声。


バッと後ろを振り向くと、予想通りの人物がそこに立っていた。


……加藤、光。

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