君の声【短編】
 
何重にも層が重なっているようなのに

澄んでいて
真っ直ぐ通っていたり

軟らかい曲線で書いたように

ふんわりしていたり

触れたらひんやりしていそうなほど

奥行きがあったり


いろいろな表情をした

きっと顔を見なくても

彼女の声を聞くだけで

表情がわかる
 
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