君に触れたくて…
思わず声をかけてしまった。
あなたが…
あなたでなくなってしまう気がしたから…。
死んだ目。
彼は時々その目で私を見る。
怖い…なんてもんじゃない。
親友の智樹くんだって
「あぁなったら、誰も止めらんねぇ」
理音…
でもね…、あたし感じるの。
死んだような冷たい瞳の奥で
“助けて”って
言ってるような気がして…。
あたしの、自惚れかもしれないけど。
「やめて理音っ!」
あたしは彼女の髪を引っ張る理音に飛び付いた。
「…離せ」