月と太陽の事件簿16/さようならの向こう側
にらむあたしを無視して達郎兄ちゃんは言った。
「なんでしょう」
「隆夫さんからのメールを見せて頂けますか」
『え?』
多江さんの声に、あたしのそれも重なった。
達郎兄ちゃんは間髪を入れず言葉を続けた。
「天国から送られてくるメール、非常に興味があります」
なるほどな。
あたしは胸の内でうなずいた。
達郎兄ちゃんが多江さんに会いたがったのは、知人かもという思いだけではなかったのだ。
亡くなった隆夫さんから送られてくるというメールに、興味があったからだ。
でも恋人からのメールなんて、見せてくれるんだろうか?
「別に変わったものではないですよ」
そう言いながら、多江さんは携帯を開いた。
わ、見せてくれるんだ。
やましい内容のメールなんて、全くないからだろうけど、にしてもなぁ。
あたしなんか湯月くんとのメールの内容見られるの絶対に嫌だけど。
い、いや別に湯月くんとやましいメールなんかしてないけど!
「なんでしょう」
「隆夫さんからのメールを見せて頂けますか」
『え?』
多江さんの声に、あたしのそれも重なった。
達郎兄ちゃんは間髪を入れず言葉を続けた。
「天国から送られてくるメール、非常に興味があります」
なるほどな。
あたしは胸の内でうなずいた。
達郎兄ちゃんが多江さんに会いたがったのは、知人かもという思いだけではなかったのだ。
亡くなった隆夫さんから送られてくるというメールに、興味があったからだ。
でも恋人からのメールなんて、見せてくれるんだろうか?
「別に変わったものではないですよ」
そう言いながら、多江さんは携帯を開いた。
わ、見せてくれるんだ。
やましい内容のメールなんて、全くないからだろうけど、にしてもなぁ。
あたしなんか湯月くんとのメールの内容見られるの絶対に嫌だけど。
い、いや別に湯月くんとやましいメールなんかしてないけど!