君の左のポケットで~Now&Forever~

わたしは、日に日にレンを求めてる。


それが自分でもよくわかって、胸が苦しくなる。


こうしている時間を失いたくなくて、ふいに怖くなる。



レンの腕をぎゅっとしたまま、隣にいるレンを見上げる。


わたしの視線に気づいたレンが「ん?」と言って、少し、微笑む。


泣いてしまいそうになって、慌てて目をそらす。



どうして、「好き」って思うだけで、こんなに切なくなるんだろう。


どうして、切なくなるぶん、もっと好きになってしまうんだろう。


「好き」と「切なさ」は、同じ距離を保っていつもそこにある。



好きじゃなかったら、楽なのに。


こんなに切なくないのに。


どうして、恋しちゃうんだろう。


ますます好きになってしまうんだろう。



< 144 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop