君の左のポケットで~Now&Forever~
「ナナちゃん…少し寝たほうがいい。送っていくから…」
朝日に照らされたユウ君の顔は涙の跡が残っていて、
わたしよりもきっともっと疲れているはずだった。
疲れているというよりも、もっと深い、思いつめた色で覆われている。
「あたし…ここにいる」
「気持ちはわかる。でも休んだほうがいい」
「でも」
「とにかく一旦戻って、それから後で来よう。俺も一緒に来るから」
「……」
「な? ナナちゃん」
わたしは振り返り、レンを見た。
青白い頬は、朝日に照らされて少しだけ赤みがかって見える。
けれどやっぱり動くことのないレンは、
傍に添えられえた機械の中でだけ、か弱い鼓動を刻んでいる。
「レン…」
泣きはらした目は、レンの輪郭もぼやけさせて白んでいた。
そっと、レンの頬に触れた。
温かかった。
レンは…まだ、生きている。
動かないけれど、ちゃんと、生きている。
「ナナちゃん」
ユウ君に肩を抱かれ、わたしはレンの髪に触れてから、病室を後にした。
朝日に照らされたユウ君の顔は涙の跡が残っていて、
わたしよりもきっともっと疲れているはずだった。
疲れているというよりも、もっと深い、思いつめた色で覆われている。
「あたし…ここにいる」
「気持ちはわかる。でも休んだほうがいい」
「でも」
「とにかく一旦戻って、それから後で来よう。俺も一緒に来るから」
「……」
「な? ナナちゃん」
わたしは振り返り、レンを見た。
青白い頬は、朝日に照らされて少しだけ赤みがかって見える。
けれどやっぱり動くことのないレンは、
傍に添えられえた機械の中でだけ、か弱い鼓動を刻んでいる。
「レン…」
泣きはらした目は、レンの輪郭もぼやけさせて白んでいた。
そっと、レンの頬に触れた。
温かかった。
レンは…まだ、生きている。
動かないけれど、ちゃんと、生きている。
「ナナちゃん」
ユウ君に肩を抱かれ、わたしはレンの髪に触れてから、病室を後にした。