真夜中、明かりと暗闇
向こうの細い木まで
そこまで走っていってくれ

私は行けない


だから待っている
じっと待っている

手をひいてくれなくていい

あなたが遅れをとらないように

あなたまで駄目にならないように


私は駄目だから
列に連なっていくのがとても困難だから



甘えか
怠けか

そんなことを考えていても

どんどん潰れていく
もうほっといてくれ
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