君との出会い~奇跡がある限り~
そこに、母さんが医者を連れてやってきた。
医者は珪奈に体の具合を聞いてから、体の様子をみていた。
診察されながら珪奈は、こちらを向いて話をし始めた。
「お父さん…お母さん。いつも優しくしてくれてありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいだよ?」
「「………珪奈」」
その時嫌な予感が頭をよぎった。
「何変なことばかり言ってんだよ?
ほら、あと少しで亜美やおじさんたち、多分充も来るんだぞ?」
「亜美お姉ちゃんに充お兄ちゃんか……
あの二人には、いつも暇なときに遊んでくれて……とっても感謝しているんだ……。
おばさんたちもとても、優しくしてくれて……もう一回だけ会いたかった……な……」
「何言ってるんだよ?!珪奈…お願いだから頑張ってくれよ?
俺は、まだ珪奈に、何もしてやれていないんだ…。」
「そんな事無いよ?私にとっては、とっても良いお兄ちゃんだったよ?」
「珪奈…もう少しだけ頑張ってくれよ?」
「そうよ…珪奈あなたがいなくなることなんて考えられない……」
それを聞いて決心したかのように、珪奈は話はじめた。
「……皆ゴメンね?
私……小さいときから、いつもいろんな人に支えられてきた……いつも助けてもらっていた。
本当にすっごいすっごい感謝している……ありがとうで、いっぱいだよ?
私がここまで生きてこられたのも皆のおかげ……だから、いつも頑張れたんだ…でも今回ばかりは、もう無理みたい…ゴメンね?
皆…ありがとう。
私は、先に行くけど……皆は、もっと長生きしてね?」
「珪奈……お願いだから死なないでくれ……」