GAP-Girl×DJ-

「えっ?!」
「突然ごめんな。RUSHで話したときからりさのこと可愛いなって思ってて。りさはまだ20歳だけど大人っぽいから俺とタメに見えるし。だから今日とか偶然会えて正直嬉しかったんだ。」


いっちゃんの相談なんか出来ない雰囲気になった。

むしろ今、複雑な問題を相談されてる気分にさえなってしまった。

しかもあたし17歳だし。
(いっちゃん、あたしが年齢詐称だってヤス君に言わなかったんだ・・・)


「・・・ごめんねヤス君。あたし・・・」
「いい!振るな!まだ俺告ってねえ!もっとりさと仲良くなってから告るから!だから俺、がんばるよっ!じゃな☆」

・・・一方的に電話を切られた。

『ごめんヤス君。あたし本当は17歳なの。』
淡白なSMSメールを送信した。

『まじ!?りさ大人っぽすぎるわ!(笑)』

引かれると思ってた。
引かれなかった。

『だからあたしなんかやめなよ!』
『年齢なんて関係ないだろ?』


・・・年齢なんて関係ないよね。

でもごめんね・・・

あたしはいっちゃんが好きだから・・・。


ヤス君は再びメアドを載せて、メールを送ってきた。

『・・・・・・@docomo.ne.jp
これからはこれにメールよろ☆』


きっと、ヤス君にはいっちゃんのこと言えないな・・・。
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