GAP-Girl×DJ-
ヤス君に返事できないまま、あたしはベッドに入った。

「はー・・・いっちゃん・・・ヤス君・・・」

その時携帯が轟音のごとく鳴り響いた。

《着信:☆いっちゃん☆》

「はっはい!もしもし!?」
「あっやっぱお前だった?わりー!爆睡してて着信気付かんかった!!」
「あっうん!全然いいよ!」
「なんか多分爆睡中に無意識に一回電話切っちゃったみたいだし俺(笑)それから留守電設定なってたし(笑)いつの間に設定したことやら(笑)」

いっちゃん意外にペラペラ話すんじゃん!笑

よかった。安心した・・・。

「本当だよ~最初切られたから一瞬びびったし!!」


普通に話せているあたしにちょっと感動した。

あんな歌声を持った人と今普通に会話してるんだよ。


それからくだらない話を20分くらいして電話を切った。

「また飯でも食いにいこうな!」
「うん♪」

最後の台詞は死んでも忘れないと思う。


もっといっちゃんに近づきたい!!


『電話ありがとう♪あたしのメアド・・・・@docomo.ne.jpだからメール待ってる!』

そう得意のSMSを送って目を閉じた。


朝、いっちゃんからメールが来ていた。

『本文:☆』


「星だけかよ!」

ツッコミから始まった幸せな朝だった。
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