《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
そのとたん、あたしの中で
ナニカがスパークする。




……何だかもう、ケモノみたい。



体中を巡る奔流に切ない
声をもらしながら、
あたしは頭の片隅でそんな
ことを考えてた。




――もしかしたら今までで
イチバン濃密で熱い夜が、
過ぎていく。




そうしてこれが、
あたし達の最後の夜に
なるだなんて。



―――この時のあたしは、
もちろん気づいてさえ
いなかったんだ――…。





     ☆☆☆☆☆



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