リフレイン〜3rd Season〜
支える強さ―side 健太―

仕事が終わったあと。




俺と朱里は心の内を分かち合い、俺のマンションまで来た。




彼女が愛しくて仕方がなかった。




俺にとって、彼女は誇りでもあるから。




「ん……健、太…」




「好きだ、朱里」




マンションの部屋に着き、力の限り彼女の華奢な体を抱き締める。




電気を付けることすら忘れて、抱き合う俺達。




朱里も俺の背中をぎゅっと握り、俺の胸に顔を埋めていた。




「朱里、キスしたい。させて?」




「えっ、あ……うん。」




俺の言葉に朱里は恥ずかしそうに微笑み、俺をゆっくりと見上げてきた。




そんな彼女が可愛くて、俺はそっと彼女の頬に手を当てた。




「んっ……」




最初は重なるだけのキス。




朱里の可愛い表情を確認し、ゆっくりと舌を差し込んだ。




「んっ……あ…」




さっきより色っぽい表情をし、甘い声を出す朱里。




ヤバイ。
我慢、できそうにない。




「ぁ、待って……ちゃんと、ベッドで…」




彼女の細く白い首筋に舌を這わせると、俺の背中を握り締めたまま、か細い声でそう言った。




ベッド、か…。




行ってる余裕、ないな……。




「ごめん。ソファでもいい?」




「えっ」




「ベッドまで我慢できない」




俺は彼女の体を横抱きにし、すぐ傍にあったソファに押し倒した。



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