リフレイン〜3rd Season〜

四係に戻って、みんなに今回のことを説明する。




最短でも三日は日本を離れることになるらしい。




「そっかー、モナコの王子様の警護ね。俺、会ったことないよ!」




「あら、あたしだってそうよ。テレビでしか見たことないわ」




健太の言葉にそう返す朱里。




まぁ確かに…一係や二係くらいになれば、見ることもあるかもしれないけど……。




「でも…それだけの政府要人なのに、なぜ一係や二係が着かないんですか?」




ヒロが不思議そうに警護計画書を見ながら、そう言った。




「なんか一係も二係も、この期間は忙しくて着いてられないんだって。だから待機中のあたしらに話が回ってきたってワケよ」




上も勝手だよね、ほんとに。




「そうなの……ま、上からのご命令とあらば、仕方ないわね」




朱里が呆れたように計画書を見る。




「あ、あとね。最短でも三日は日本を離れることになるみたいだから……みんな、荷造りとかしておいてね!ホテルは上が取ってくれてるみたいだから」




「「了解!!」」




家帰ったら、潤にも話さなきゃ。




あたしがいない間、雅樹達のことお願いしなきゃだし。



< 379 / 384 >

この作品をシェア

pagetop