スパイ・ハイスクール


「どうかしら、この学校は?」

「いや~、どうって……」


世界違いすぎてついていけません、なんて口が避けてもいえないっつーの!!


「まだ慣れない部分が大きいです……、でもかぐやさんにこうして良くしていただけて嬉しいです!!」

「あらやだ、かぐらさんだなんて。かぐやでいいのよ?そんな私、偉い人でもなんでもないんだから」

「いやいや!!さっきの授業すごかったですよ!ちゃんと勉強なさってる方なんだなぁって尊敬しましたもん」

「あら、嬉しいこと言ってくれるのね!」


そう言いながら微笑む姿はまさに女神。しかも謙虚に装う姿は古き良き日本の乙女を連想させる。
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