龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
志鶴は、無邪気に微笑んで僕について来た。


階段を上って部屋に入るなり、僕は志鶴を抱きしめる。



 Up jumped the cunning Spider, and fiercely held her fast.

――クモはいきなり飛び上がり、彼女をしっかり捕まえた。



「綺麗だよ」

耳元で囁くと、志鶴は目を丸くして、それから真っ赤になった。


志鶴の顎に手をかけて、僕はゆっくりとキスをした。

柔らかくて華奢な体から、力が抜けるのが分かった。


――仕留めた


グッタリともたれかかる志鶴を胸に抱き寄せて、僕はニンマリと笑った。

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