龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
「圭吾さん、一緒に他のところ回ろ」


「いいの?」


「わたし、昨日と今日みんなの分も働いたの。圭吾さんが来たら時間取れるように」


「メイド喫茶にも同伴出勤があるって知らなかった」

悟が言う。


「同伴――なぁに?」


「覚えなくていいよ」

僕は笑って言った。




きっと今夜も志鶴は倒れるように眠るだろう。


本音を言うと


メイドのコスプレより

パジャマ代わりに大きな僕のTシャツを着ている君の方が好きだけどね


それは内緒の話





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