龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
志鶴は驚いたように瞬きをしてからニッコリと笑った。


「絶対にイエスって言うからプロポーズして」


よかった

そんな楽なプロポーズならいくらでも


僕は思いつく限りの甘い言葉を並べ立たて、プロポーズした。


志鶴は泣き笑いしながら『はい』と答える。


とりあえず助かった


僕は志鶴を抱きしめながらそう思った。


僕らの周囲の人間には、箝口令(かんこうれい)を敷いてやる


僕の決心をよそに志鶴は幸せそうに僕を抱きしめた。


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