NEXT STEP
アメリカのニューヨーク州に降り立った。


私はテンション上がりまくり。


「梨音、興奮しすぎ。」


上矢くんに叱られる始末。


どっちが子供かわからない。



「だって。久しぶりなんだもん。ここ私住んでたから。」



「はぁ!?」



「言ってなかったっけ?」



「聞いてないし。」



そう言って歩き出す上矢くん。




タクシーに乗り、一度ホテルに向かう。




「梨音、ここに住んでたって、いつ?」


「高校の頃。私留学してたから。」


「…。」



上矢くんは固まって私を見つめた。



「上矢くん?」


「…。」



タクシーが着き、ホテルにチェックインした。



部屋に荷物を…ちょっと待った。



「もしかして‥同じ部屋?」


「当たり前。」


「///」





< 210 / 236 >

この作品をシェア

pagetop