片恋★パンドラボックス
「えと…奈緒?」
「ずっとおにーちゃんの妹でいたかったから、この気持ちは封印するつもりだった。」
「えっ…」
「ずっとおにーちゃんの妹のままで居たかったから、この気持ちは捨てるつもりだった。ううん、一度は捨てたはずだった。」
「えと、奈緒?」
「でも無理だった。……あたしね、おにーちゃんが好きなの。」
「えっ…」
「ずっとずっと好きだったの。大好きだったの。」
「えっ、ちょっと待っ…えぇっ!」
目の前には困惑しているのだろう、ベッドに座ったまま右手で口元を覆うおにーちゃん。
そんなおにーちゃんを目の当たりに、自棄にならないはずがない。
「あたしね、ずっとおにーちゃんとこうしたかったの。」
「へ?…んっ。」
瞬間、油断した隙をついてその首に腕を回したあたしは、唇を唇で塞ぎながら、そのままおにーちゃんを押し倒した。
「ずっとおにーちゃんの妹でいたかったから、この気持ちは封印するつもりだった。」
「えっ…」
「ずっとおにーちゃんの妹のままで居たかったから、この気持ちは捨てるつもりだった。ううん、一度は捨てたはずだった。」
「えと、奈緒?」
「でも無理だった。……あたしね、おにーちゃんが好きなの。」
「えっ…」
「ずっとずっと好きだったの。大好きだったの。」
「えっ、ちょっと待っ…えぇっ!」
目の前には困惑しているのだろう、ベッドに座ったまま右手で口元を覆うおにーちゃん。
そんなおにーちゃんを目の当たりに、自棄にならないはずがない。
「あたしね、ずっとおにーちゃんとこうしたかったの。」
「へ?…んっ。」
瞬間、油断した隙をついてその首に腕を回したあたしは、唇を唇で塞ぎながら、そのままおにーちゃんを押し倒した。