キミだけに・・・。
新しい町。

あれから2年。
私は小学6年になった。
あれから桃ちゃんや美紀ちゃんには
会ったけど耕大くんは忙しくて会ってなく連絡もしてない。
ある日桃ちゃんからの手紙が来た。
『紗耶香へ♪
もうじき運動会があるよW
応援しに来て★ 』

私は久々に前の学校へ行った。
「紗耶香あ?」
振り向くとそこにはボーイッシュで
背の高い桃ちゃんととても大人っぽくなっていた美紀ちゃんがいた。
「久々あ、紗耶香あ!!」
「ほんと!!元気にしてた?」
2人は私に抱きついてきた。
「うん!!運動会頑張ってね♪ところで・・・」
私が言い切る前に
「岡本?」
っと美紀が言った。
「うん。」
「あいつ、応援団長だし忙しいみたい。今日も岡本に会ってないもん。今体育館にいると思うし一緒に見に行ってみる?」
私は美紀と体育館へ行った。
「岡本お!スペシャルゲストが来たよん♪」
「え?・・・!! 紗耶香・・・ちゃん?」 耕大くんくんは私と身長が同じぐらいになってて、髪の毛にワックスをつけてて
サッカーしているからすごい体つきをしてた。
「久しぶりだね?耕大くん元気にしてた?」
「うん。ごめんね?遊びに行けなくて。」
「忙しいし仕方ないよ♪応援してるから頑張ってね!!」
「ありがとう♪俺、応援団長で忙しいから紗耶香だけ特等席で俺の席に座ってていいよ。」
「ありがとう。」
「・・・ちゃんと見ててね?」
「うん。」
ドキドキした。それにまた“紗耶香”って言ったし。
私は美紀に連れられ耕大くんの席に座った。
後ろには桃がいて前には美紀がいた。
左には琴音ちゃんがいた。
私がそこに座ると、
「え?もしかして紗耶香ちゃん?久しぶりだね。」
琴音ちゃんはそう声をかけてくれた、
「相変わらず耕大のファン多いからあんまうろちょろしてたら危ないよ?」
「うん。」

しばらくすると運動会は始まった。
< 10 / 43 >

この作品をシェア

pagetop