しゃらく。
「お〜い、咲ちゃ〜ん。」
ん? 私は呼ばれた方を向いた。水乃だ。
「今日は早いんだな。」
「えへへ。だって今日は学校お休みだし、部活も午後からじゃん。」 私は休みに強いのだと水乃は言う。
「えばれる事じゃないぞ。」
すると、水乃はかなり驚いた様子で、「え? そうなの?」と言っていた。
うん、実に可愛い。本当に水乃には癒される。私が、男子だったら確実に惚れているだろう、ほっとけないし。
でも、私達の学校は女子校だしそんなことはないな。
「よし。一緒に部活に行くか。」
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