二つのシルエット
「もしもし?
…はぁ?
マジで言ってんの?
何で?
明日私死ぬじゃん!
…まぁいいやっ。
うん、また明日~。」
俺たちに気をつかったのか、ちょっと早めに電話を切った悠生ちゃん。
「ねぇねぇ、何かあったの~?」
「いや~、実は…」
悠生ちゃんは、海の質問に分かりやすく答えてくれた。
学校で、友達とボールで遊んでた時に窓ガラスを割った事が先生にバレたらしい。
その先生がとてつもなく怖いとか。
と、言うか…