ちはる 保健室登校中
そして、母は泣きだした。

さすがに親を泣かせたことには罪悪感が芽生える。

でも、ずるい。同情なんてしてやんない。絶対、謝らない。


「どうしてなの……?」

わたしは母に、痛烈な一言を浴びせた。

「自分の心に訊いてみな」

そのまま方向転換。わたしはリビングを出ることにした。

< 24 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop