ちはる 保健室登校中
出ようとして、止められた。

「待って」
消え入りそうな母の声。

そのままわたしは背中を向けていた。

「ごめん……ね」

わたしの体に衝撃が走った。

なんで、謝るの?ここで謝られたら、困るよ。


わたしは走って自室に逃げ込んだ。




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