ちはる 保健室登校中
そんなわたしを無視して、懐は言った。
「何考えてたんだよ崇音」
たかねと呼ばれた、情緒不安定な少年は懐を軽く睨みながら答えた。
「フン。懐にはわからないよ。わかってほしくもないけどね」
たかねは冷たく、湿った口調で言った。ひねくれている。
そのまま屋上を降りていこうとした。
「ちょっ。待って!」
懐はヒロの後を追っていった。
もう、わたしの視力じゃ見えない距離に行ってしまった。
「何考えてたんだよ崇音」
たかねと呼ばれた、情緒不安定な少年は懐を軽く睨みながら答えた。
「フン。懐にはわからないよ。わかってほしくもないけどね」
たかねは冷たく、湿った口調で言った。ひねくれている。
そのまま屋上を降りていこうとした。
「ちょっ。待って!」
懐はヒロの後を追っていった。
もう、わたしの視力じゃ見えない距離に行ってしまった。