告白 -スナオナキモチ-
「コラ!!!!何やってるの!!!授業はもう始まってるのよ!!
あなたたち二人のいちゃこく姿なんて見たくないわ!!!」

後ろから絢先生が笑ってる。

「いちゃこいてねぇよ。あれか、篠原に対して彼氏いない僻みか???」
「あ、言ったわね。村澤。あんた雑用決定。あたしについて来なさい
…っつーわけで、篠原。一人で戻れるわね?」

「はい。」

「迷子にな…」
「なりません。心配しないでください。」

「あんたツッコミ鋭いね。それじゃ。」

私は一人、教室に向かって歩き出す。

話…しそびれちゃったなぁ。
まぁいつでも時間はあるか。

すると後ろから大きな声で

「篠原――――!!!」
と一樹君が叫んでいる。

後ろを振り返ると
「こう見えても、聞き上手なんだぜ――――――!!!」

うるさいと先生に叩かれてるのかよくわからない。
遠くて見えないんじゃない。
視界が歪んで…
これは…涙?

おかしいな…泣いてるのに心がぽかぽかしてる…

そう。運命の出会いは突然ってやつです。
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