愛を教えて。
嫌われ者と嫌う者と。
翌朝。




昨日はたくさん眠った気がするのに、響が帰った後、私はそのまま寝室で眠った。





最近は、なにもかもがどうでもよくて、眠気ばかりが増してきている。


あくびをしながら、ベットから降りる。




「そうだ…このベットに」


昨日たしか、私が家に帰ってきたとき、彼はここで眠っていた。



裸で。




だからすこし、違うにおいがするのか。



男物の香水の香りがする。

シーツ洗濯しなきゃな。

ぼーっと考えていると、今日も学校だったことに気づいた。




「ゆっくりしてる場合じゃない…な」




   


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