最強少女と最強の男たち
「ふぅ~楽しかった」

ガタッ

「ん?誰か居るのか?」

音のした方に行くと同い年ぐらいで白っぽい髪をした男の子がいた。

「大丈夫か?」

コクリと頷いた。

「声が出ないみただな。無理もない。お前日本語がわかるんだな?」

頷いた。

「日本語は喋れるのか?」

またコクリと頷いた

恐らくこいつらにさらわれたのだろう。見た目も日本人だ。親を目の前で殺されたのだろう・・・どれだけ怖かったか。どれだけ辛かったか。俺にはわかる。

「お前私と来ないか?」

えっ?という顏をした。

「一人で辛かっただろう?淋しかっただろ?私はそんな事をしない。安心して付いて来い。」

そしたら泣き出した。

「よしよし。じゃあ行くか。立てるか?」

コクリ

「それと」

パサッ

被っていたフードを取った。

「!!!!」

「はは。驚くよね!こいつらを倒したのは実は女でした。なんて。」
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