Fahrenheit -華氏- Ⅱ


瑠華は髪型こそ変わっていなかったが、スーツから着替えてきて、今は淡いブルーの袖の部分が透けて見える総レースブラウスにスキニーデニムと言う格好だった。心音ちゃんも似たような服装でアイボリー色の袖がちょっと凝ったチュールになってるニットと黒のワイドパンツと言う割とカジュアルな格好だった。


カジュアルだけどこうゆうのも結構好き♪


「お腹すいちゃったわ~、ケイトのぎょーざ楽しみにしてたからお昼軽めにしたの」と心音ちゃんは勧めてもいないのに勝手にダイニングチェアの一つに腰を下ろす。


いいんだけどね、うん。


自由だよね、うん。


それを「心音」と言って窘める瑠華。


類ともと言うよりこれじゃ瑠華は心音ちゃんの保護者だな。


「気にしなくていいよ、瑠華もどうぞ」俺は心音ちゃんの隣の椅子を引いて瑠華を座らせ、その向かい側に俺も座った。慌てて裕二が唯一空いている心音ちゃんの向かい側に腰を下ろす。


「おなかもすいてるし、いきなりBusinessの話もなんだから、気楽に食事しましょ」と何故か心音ちゃんが仕切る。


けれど俺も堅苦しいのは苦手だし、半分飲み会みたいなもんだしこの提案はありあがたかったり。


隣で裕二もほっとしたようだ。


ビールを飲み餃子を食べながら十五分程、裕二と心音ちゃんは簡単な自己紹介をして俺たちはそれぞれの関係性を説明した。


心音ちゃんは俺の作った餃子をそれはそれは美味しそうに「Wow!delicious!」と言い箸を動かしながらも喋る喋る。


美味しいって言ってくれて嬉しいが……それにしてもよく食うな。こんだけ食ってアメリカ人モデル並のスタイルって、とはじめて心音ちゃんをまじまじ見た。


その目線に気付いてか、瑠華がテーブルの下俺の足首をちょっと軽く蹴る。


瑠華を見るとちょっと面白く無さそうに唇を尖らせていた。


え!何!!


それって嫉妬ってこと!?


ヤバっ!!


キュン!

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