秘密少女の非日常。Ⅱ



―――――



涼の家の門に車が止まり、運転手さんがドアを開けて涼、その次にあたしが車から降りてきた。


『はあ、いつみても広いなー涼ん家は』

ホントに広い。門から玄関までの道には庭があり、道の途中には噴水まである。


「そうかしら、普通より大きいくらいじゃない?」


『…フッ 庶民の一軒家を見た後でもそんな言葉は言えるものか。あたしなんか貸家なんだから。良い!?涼、間違いなくあんたの家は広い!ちょっとここの建築代や維持費にどんだけ使ってんのかマジで考えてしまうぐらいに!!あたしら庶民からしたらマンガか夢の中の代物なんだから自信を持ちなさい!!』


「え、ええそうね、そうするわ」

力説するあたしに涼は引きながらも返事をくれた。

そして、あたしが力説してる間にどうやら正面玄関に着いた様だ。

「お帰りなさいませ。涼様、真冬様。」


玄関で待ってくれていた執事の人が扉を開けた。


「ええ、ただいま。もう来ているの?」


家の中に入りながら言うと、それだけで何の事か分かったのか執事さんが答えようとしたその時、


「お帰りなさーいっお姉様ぁ!!」ドスッ


「グフッ たっただいま」

涼にいきなり突進して抱きついてきた12.3歳とおぼしき少女。キューティクルのある羨ましい金髪をツインテールにしている。瞳は碧眼でとてもキレイだ。何より超絶美少女。そのキラッキラした瞳と愛らしい笑顔を涼に惜しみなく向けている。


な!?なんという羨ましい!!!!あたしもハグしたい、されたい!!!!

なのにあろうことか涼はそんな超絶美少女の鼻血大放出間違いなし悩殺スマイルをヒクついた顔で答えた。これいかに。




< 87 / 87 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あにちゃん先輩
琥珀色/著

総文字数/3,310

恋愛(ラブコメ)6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
桜並木で、 私は 兄にソックリな人に 出会った――― 「ぜひ私の兄になって下さい!先パーイッ!!」 でも… 「はあ?ちびっこ頭大丈夫?」 性格は、全く似てません!! ***** 一応、ラブコメのジャンルですが、ラブあるのかどうか・・・ が、頑張ります‼︎
私の秘メゴト (仮)
琥珀色/著

総文字数/10,820

ファンタジー37ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
゚+.・*゚+.・*゚+.・*゚.・+゚ 自分中心主義者 計画的天然 過剰睡眠者 スーパーシャイボーイ 下半身バカ 世間知らずなお嬢様 そして… 転校生 †††††††††††††† 僕、 転校初日に 知りたくもない 君らの正体、 分かっちゃった―――― ※たまに修正したりしますので、ご了承ください。 ※この物語は完全に自己満です。 ※現在、他の作品で頭いっぱいなので更新停止中…。
平凡少女の非日常。Ⅰ【出会い編】
琥珀色/著

総文字数/39,212

ファンタジー89ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
。。。。。。。。。。。。。。。 ゚・†・゚゚・†・゚゚・†・゚゚・†・゚ この作品は 物語の始まりの話し―――。 アクエ様 甘マシュマ様 sky☆ミ様 感想ノートに書き込み、 ありがとうございました!!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop