髪の短い天使



美幸は小学生まで、プロのモデル……カリスマモデルだった。








色々あって、中学生からはやめてたみたいだけど、やっぱりモデル好きだったんだな……








「それで、以前みたいに仕事をするようになったんだ。で、実は美幸は……女優へのお誘いがきてるんだ。」








私は、思わず飲もうとしていた、あつあつの紅茶を、おもいっきり飲んでしまった。








「あっついっ!!」








私が、大きな声を出すと、幸太郎さんは黙って立ち上がり、水を持ってきてくれた。








「あ、ありがとうございます。」








私は、水を飲み、ヒリヒリする舌を冷ました。








「こ、幸太郎さん。美幸、女優になるんですかっ?!」







幸太郎さんは苦笑しながら、頷いた。








それはすごいことだ。でも……








「あの、美幸、普通の高校に行くって言ってるんですよね?それって、大丈夫なんですか?」








下を向く幸太郎さん。








「それなんだよね……美幸、どうやら女優にならないみたいなんだ。普通の高校生になりたいって言ってるんだよね。しかも、……麗さんと一緒がいいって……」









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