髪の短い天使
私は正直、体育祭っていう実感が無い。
初めてだからかな……
私と美幸が教室に入ると、ほとんどの人が既に来ていた。
「あ、みっちゃん、雨宮さんおはよう。」
クラスの女子が、いう。
「おはよう。」
美幸が、女子の方へ向かう。
私は、自分の席に向かおうと思っていたら、ジャージの袖をつかまれた。
「麗ちゃんもでしょ?」
美幸に、無理矢理つれていかれる。
クラスの皆が、私たちを見ている。
と言っても、ほとんどが男子で、美幸がかわいいから、美幸を見ている。
「雨宮さんも、応援団なんだよね?」
「う、うん。まあね。」
いきなり、話を振られたので、声が裏返った。
「皆、麗ちゃんのことしっかり見てあげてね、凄いから……」