髪の短い天使
Side 麗
正直、たまに美幸が何を考えているかわからない時がある。
私は、スースーするおでこを気にしながら、列に並んでいた。
ああもう!
私は何度前髪に手をかけ、ピンを外そうとしたか……
でも、前で美幸が目を光らせて見ている。
私は、さっきから視線を感じていて、絶対に変だなって思われてるよ……
コソコソ コソコソ
あっちこっちで、何か言っている。
きっと、昨年いなかった奴が、今年はいるから、皆不思議がっているんだ。
そんなに言わなくたっていいじゃない。