rain×rain【完】
剣の稽古だと…?
こいつ本当なのか?
見垣を見ると至って真剣な表情だ。
「まぁ別にいいだろう…」
すると見垣の表情はみるみるうちに明るくなった。
「本当ですかっ!?ありがとうございます!!」
「でも何故いきなり…?」
そう聞くと見垣は急にシュンっとして、
なぜか少し分が悪そうにこちらを見た。
「役立たずなのは…イヤなんです。」
小さい声ながらもはっきりと呟いた。
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