THE BEST REVENGE
「アテンションプリーズ……エ——エ——……ご静粛に、ご静粛に。今このネェちゃんが出してんのは、この街じゃ慈善事業の父だの、バーバパパだのとご評判の、田上議員のポケットマネーだ。それもアイツの建てた養護施設からのピンハネで出来上がった代物だ。あの野郎はまっとうなギャラを、施設で働く障害者に払うことなく、こうして市民の血税を自分の物にするためコツコツとここに貯めまくってたわけだ」
奏梧は支店長を踏み台にし、
片足を上げてカウンターに乗り上げた。
無理矢理に作られた、
強張った静寂の中で、
彼の演説はさらになめらかになった。