THE BEST REVENGE
彼女は考えた。
ここで、この電話を切れば、
私は救われるかもしれない。
だけど彼女は「今の私」を
結局許すことは出来なかった。
そして、もう決して
開けてはならない、
過去の傷を簡単にこじ開けたのだ。

「奏梧……やっぱり、そこにいるのね?」
「ああ」
「状況……分かってるの?」
「ま、一応」
「どういうつもりなの。こんな状況下で私に電話かけるなんて……もう……どうかしてるわ」
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