私はヤクザ



母が亡くなったことに父は・・・・。
暴れて暴れて・・・。

銃を持ってる松川組に武器も持たずに・・・・。
・・・・。父は松川本人によって殺された。


お母さんの話を聞いた後・・・。
松川が私を殺そうと思う理由が分かった気がした。


多分・・・。
松川も私と同じように・・・。
私のせいで母が死んだと思っている。

だから・・・。私を心から恨んでいるのだと思う。

お母さんと話し終わった時に智が部屋に入ってきた。

そして・・・・。

『おふくろ・・・。椿・・・。今の話は本当なのか??』

「智!!!聞いてたの・・・・???」

『あぁ・・・。』

『本当よ・・・。』

「お母さん!!」

『椿・・・。俺の部屋に来い・・・。』

あきらかに怒っている智についていき私は2回にある智の部屋に行った。

『なんで言わなかった・・・。』

「幸せそうな智の家族を見ていたら言えなかった。」

『母親が自分の目の前で死んで・・・。辛かったろ??
でもな・・・。母親が死んだのは椿のせいじゃない・・・。』

「ううん。私がいたから・・・。」

『ずっとそうやって自分を責め続けて・・・。苦しいだろ??』

そう言って智は優しく私を抱きしめてくれた。

私は智の胸で静かに涙を流した。


そして・・・。
静かにベッドへと・・・・。

・・・・2人で愛を確かめあった・・・。

この日は私にとって大切な日となった・・・。

智に全てを打ち明け・・・。
智と初めて結ばれて・・・。

父と母の事も知って・・・。

ありがとう。智・・・。

あなたがいたから私幸せな人生を送ってこれた。

いつでも智は私の味方でいてくれた・・・。

それだけでどれだけ救われたか分からない。


私はいつでも願ってる。

智の幸せを・・・。


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