私はヤクザ



言ったときは

『俺は椿の事裏切らない。信じてる』って言ってくれたのに・・・。

次の日私が学校に行くと・・・。
回りからの視線が痛い。

私が教室に行くと彼氏がコッチに向かって歩いてきた。

「おはよう・・・。」
私が様子を伺いながら挨拶すると・・・。

『なに気安く話しかけてんの??ヤクザの家のやつと付き合ってられるかよ』

そう言って笑っていた。

「でも昨日は私の事裏切らないって・・・。信じるって言ってくれたよね??」

『はぁ??お前信じてたの?あんなのその場しのぎの言葉だよ!!』

周りからは
『近付いたら殺される。』

『よく平気で学校とか通えるよね』

などいろいろ言われた。
私は信じていた彼氏に裏切られ今まで友達だと思っていた人にまで
人殺し扱いをされた事に涙が止まらなかった。

私がクラスでこんな目に合ってるなんて七海は知らなかった。

七海は数日前から風邪で学校を休んでるからだ。

私はいくら他の女子よりケンカが強くても心はまだまだ・・・。
弱かった。

私はその場を走り去った。
そして家に帰り自分の部屋に行った。

そして初めて自分の事を傷つけた。
今までは父と母が守ってくれた命。
粗末にはしないって思ってた。でも・・・。この時何年ぶりかに父と母のいる天国に行きたいと思った。

私はそれでも学校に通い続けた。
もちろん私の服装。態度。全てが変わった。

皆が私を人殺しだと思うなら思えばいい。
私はヤクザの女として学校に通った。

七海は私に何があったのか知った様子。

あの出来事から二週間後私の家に七海が来た。

私は七海を見てビックリ。

七海の髪は茶髪。服は乱れ、まるでヤクザの女のようだった。

「七海?」

『椿。気付いてあげられなくてごめんね???
一緒に戦おうよ!!』

「七海・・・。でも私はこの生活を変えることは出来ない。
もう。無理していい子ぶるのはやめる。」

『分かった。なら私も!!私もこの方が楽だし!!』

「でも!!」
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