私はヤクザ

真実




10分後高橋がきた。

智には別室に行ってもらい、高橋を私の部屋に呼んだ。真実を聞くために・・・。

椿「私になにか??」

高橋『心配になって。松川との条件の事きいた。』

椿「条件・・・?誰にきいたの??」

高橋『えっ・・・。それはアレだよ。佐山の奴に聞いたんだよ。』

椿「あっそ。」

これで高橋はスパイ。確信できた。私は打ち明けることにした。

その時・・・。いきなり目の前が真っ暗になった。気付くと私は高橋の胸の中にいた。

高橋『俺・・・。お前が好きだ。だから・・・。松川との子じゃなく俺の子を産めよ。』

これだ。高橋の目的は・・・。私が高橋の子供を産む事で松川より上に立ち、佐山の地位を横取りするつもりだ。
高橋は・・・。松川の事も佐山のことも騙そうとしてる。

椿「高橋・・・。もう・・・。分かってるよ。」

高橋『・・・えっ??』

椿「初めは、松川のスパイだと思ってた。だけど・・・。お前は私との間に子供を作ることによって松川より上にたち佐山の地位を横取りするつもりだろ。」

高橋『なっ・・・。何を言っているのか・・・。』

椿「まだごまかすのか??自分がスパイだってこと・・・。お前が自分で自爆したようなもんなんだぞ。」

高橋『はぁ??』

椿「私が松川組に行く事も・・・。条件の事も。お前が知るはずないんだよ。」

高橋『だから噂だよ!!条件の事はさっき佐山の奴から聞いたんだよ。』

椿「噂になるわけがないんだよ。組の頭の情報をぺらぺら話すなんて行為がどんな行為か・・・。それぐらい高橋も知っているだろ。それに私は組の仲間を信じてる。」

高橋『・・・。なんだ。ばれてたのかよ。』

椿「龍雅!!」
私は龍雅を呼んだ。

龍雅『お呼びですか??』

椿「あぁ。こいつを捕まえろ。」

龍雅『えっ。でもこちらの方は組長の担任の先生なのでは??』

椿「こいつは。松川のスパイだ。いや・・・。松川をも騙そうとしてるスパイ・・・。とでも言っておこうか。」

龍雅『スパイ・・・。』

椿「いいから早く捕まえろ!!」

龍雅『はい!!』

龍雅に捕まった高橋を広場に集めた。
時刻は3時50分。

椿「もうすぐみんなが集まる。そこで全ての真実を話してもらうからな。」

高橋『・・・。分かったよ。流石だな。流石自力で佐山をトップにしただけあるな。』

高橋がそんなことを言っていると・・・。

龍雅『組長!!みんなそろいました。』

龍雅の声にあわせみんなが私に頭を下げた。


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