私はヤクザ

異変




智の家に行った次の日私は学校をやめた。

そして親友である七海にはすべてを打ち明けた。
そんな時・・・。

松山からの手紙が届いた。


【佐山 椿 さま】

ご無沙汰してます。
今日は佐山様にお伝えしたいことがあります。

2年後にまた会いましょう。
お互い2年後まで手を出さない。
この条件をのんでくださるなら、返事をください。

いえ・・・。返事は直接聞きたい。
今夜松山に来てください。

【松山 健一】


『龍雅。行くぞ。』

「はい!!」

私は龍雅とともに松山の館に向かった。

松山の館につくと

「待ってましたよ。」

『・・・。これはこれは松山さん本人がお出迎えとわ・・・。』

「さ・・・。中へ。ご一緒の方もどうぞ。」

中に入ると家の中には家具も刀も何もなかった。

『松山・・・。何をたくらんでる。』

「たくらんでるなんてそんな。
私たち松山組は少し修行に出ます。
だから2年後また会いましょう。」

『本当に2年間は手出さないんだな???』

「はい・・・。
もし2年以内に手を出したらその組の負け。」

『分かった。』

「2年後の戦いでは松山が勝ちます。」

『ふっ・・・。佐山は負けない。
2年後には正々堂々勝負しよう。』


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