桜の木の前で
あの日私は確かに死んだ。
死んだことに後悔は感じていない。
あの人さえ生きてくれればそれでよかった・・・
だけど、その選択は間違っていたのかしら?
分からずただ桜の枝に座っている。
そんな日々で瑠璃に出会った。
私と同じ姿をしている女の子。
ああ、彼女がいれば彼は幸せになるのかしら?
そう考えると涙が頬を伝う。
あなたともう一度話したい触れたい笑い合いたい。
そんな事無理だってわかっている。
だけど・・・・