桜の木の前で

ふと2人の姿を見ると瑠璃が泉里様に弓を向けていた。

咄嗟に様の前に飛び出し両腕を広げる。

そんな私の姿を見て瑠璃は弓をわざとはずす。

よかった・・・・

そしてわたしは振り向く。

だけど泉里様の瞳に私は映ってはいない。

ああ、私はもうあなたの瞳に映れないのかしら?
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