【短編】 夢恋ビーナス
ゼミの事は、すっかり飛んでいた。


着メロが鳴っている。


もう、耳に入らない。



数分で、輪郭が仕上がった。


妙だ…。


いつもなら、モデルがいても長く時間が掛かるのに…。


しかし、そんな疑問は、どうでもよくなる。


そして、歌声にかき消される。


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