【短編】 夢恋ビーナス
時間が過ぎていく。


コウスケにとって、その感覚は無くなっている。


外が暗くなり、そして明るくなる。


それが、何度か繰り返された。


コウスケは、ひたすら描き続けている。


その間に、着メロも鳴り続ける。


いつしか、バッテリーが無くなっている。


それさえも気付かない。


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