【短編】 夢恋ビーナス
慌てて開けるコウスケ。


しかし、もう、その姿はない。


急いで、キャンバスに戻る。


そこには、うっすらと顔の輪郭がデッサンされているキャンバスがあるだけだった。


コウスケは、それを眺めて優しく微笑む。


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