たったひとつ
「あと・・・」
優菜がまだ何か言おうとしているのに
気がつき、何?と聞いた。
「桐谷先輩のアドレスも入れといた♪」
私は一瞬時間の流れが止まった様に
感じた。
何を言われたのか言葉の意味を
理解できなくて私は言葉も出ない。
「ちょっとぉ?もっと
喜ぶかと思ったんだけど」
優菜の声が耳に入り、やっと出た
言葉はただ一言。
「な・・・んで?」
頭が追いつかない。
なんで優菜私が先輩を好きって
知ってるんだろう。
なんで先輩のアドレスを優菜が
知ってるんだろう。
二人はどういう関係なの?
私の心はどんどん曇っていった。
そんな私の心を見抜いたのか
優菜は言った。
「あのね萌乃香、私はあなたの
親友のつもりだよ?萌乃香は
何にも話してくれないけどさ
ずっと一緒にいれば気持ちなんか
すぐわかっちゃうの!」