占い師の恋【完】
お金関係は事件になりかねない!簡単にお金を出してもらうのは、私自身好きじゃない。
自分が食べた分のお金くらいは自分で出さなきゃ。
譲ろうとしない私に青は困ったように笑うと、すっと顎下に人差し指、軽く挟むように親指を添えて持ち上げる。
一気に近づいた私と青の距離。
「あんまり聞きわけないと、口塞いじゃうよ?」
「ぅえっ…!?」
青の口から出たビックリする言葉に、獲物を見るかのような瞳。
逆らったら、やばいのはいくら私にも分かる。
「アリガトウゴザイマス」
かたことになりながらも、お礼を言うと以外にもすぐに離れてくれた。
そして、にこりと笑い
「どういたしまして」
綺麗に、妖艶に言ってのけた。
この男、実はSか…?
このままじゃまるで私がMみたいじゃないか。それだけは勘弁してほしい。
どちらかと言えば私はSの方だ。
なんて、今はどうでもいいんだけど。てか一生どうでもいい。