召しませベリル~懲りないワタシ~
ああ、でも、たった今、食い下がれないような振られ方をしたんじゃなかったっけ?

もう、終わり、なんだ。

でも、そんなの嫌だ。

こんなヒト、もう二度と現われないのに。

「そうだ。ベリルさん、じゃあ、責任とって、あたしに、あきらめさせて!!」

エメラルドの瞳が、今度は困惑する。

でも、どことなく、この無茶苦茶・・・自分でもわかってる・・・な状況を、面白がっている感じもする。

「私に何をしろと」
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