透視眼鏡【BL】
え、もしかして故障?
じゃあ、中の人閉じ込められてる?!
ヤバいんじゃないか、声かけようか?!
そう思ってもう1度、中を覗いた。
赤い顔の彼の、
椅子の上でタオルを握る手。
もう片方の手は口元。
……何でだろう?
よくよく見て、気づいた。
彼の体を弄るもう2つの手。
そして、後ろにいる誰かの姿に。
さらに駄目押しのように漏れ聞こえる声。
「っも、暑いからさ、ね?」
「でも、もっと熱くなれるよね?ね?」
……あ、そういうプレイなんですね。
ね?って、何だよコラ!
……うらやますぎる!