透視眼鏡【BL】
「あんまり気にするなよ?
どうせ皆見慣れてるし、
そもそも見られてないかもしれないし」
落ち込んでる俺を気遣い
サチは優しげな声をかけてくれる。
そう、俺は急ぐあまりに、
チャック全開+直ばきだったんだ。
よく、脱げなかったな。
そこだけは褒めてあげたい。自分を。
「大丈夫か?
晩飯作ったけど、食えるか?」
サチは時々、自分のついでと言って
俺の分もご飯を作ってくれたりする。
サチのご飯!
俺は一気に気力が湧いてきた。
「おち○○○たりもしたけれど、
私はげんきです!」
「そんなネタを言うんじゃねえよ!!」
……今度はスリッパで殴られた。
彼は、○○oラーの上に、
某スタジオのアニメも大好きらしい。
可愛いもの好きだ。隠してるけど。
「ごめんなさい、ご飯食べたいです!」
素直に謝ると、よし!と許してくれた。
今日のご飯は何かな!